Friday, March 26, 2010

韜晦

写真撮ってると、カメラが描き出す絵のタッチに必ず不満が残る。

写った写真が気に入らないんではなく、あくまでタッチね。
そもそも俺は見たままというのが嫌いだから、デフォルトで描かれる絵に満足するわけない。

だから必ずレタッチする。
これは補正という意味ではなくて、アレンジといった方が近いかも。

なんで俺にとっての写真は、やっぱpictureなんだな。

ここで、レタッチが邪道かどうかなんて野暮なことは書きません。



ところが・・・



先日撮らせてもらったLive写真、出てくる絵のすべてがイメージのまんま。
かなりの枚数を撮ったけど、カメラのデフォルトでアレンジする要素がまったくなかった。

こんなん初めて。






表現者とその関係者が創り出す世界観には、他者の感性なんてまったく入り込む余地はない。
完成されてるんだよね。


音楽だってそうなんだけど、秀逸なオリジナル曲を超えるカバーはない。

プロフェッショナルを撮るということがどういうことなのか?

いまさら気づいた今日この頃でした。

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